▼Ken Hirai 10th Anniversary Tour「三重県・伊賀市文化会館」5/17 ----- taka

伊賀、本当に楽しかったです!最高でした。「幸せな時間」ってああいう時を言うのかな、って思いました。私にとっての堅ちゃんの初めてのツアー参加、それが今回の伊賀市文化会館でした。初めてのツアー経験が堅ちゃんの10周年。それも堅ちゃんの故郷・伊賀で味わえるなんて…。

新幹線に乗り名古屋へ。そこから在来線に揺られていました。ホームにある駅名看板のところに「◎◎県◎市」とかって記載あるじゃないですか?そこが「愛知県」から「三重県」に変わった瞬間から「ああ、私は堅ちゃんの故郷に来たんだ〜」とココから既に浸りまくっていました(笑)季節は5月中旬、まさに新緑の季節。車窓からの景色はとても美しく、東京に住んでるとなかなか見ることは出来ない、多数ある水田が太陽の光に映し出されキラキラしていて、その美しさや緑の多さ鮮やかさ、自然が与えてくれるパワーに改めて感動しつつ、ガタゴト電車に揺られていました。

途中からは昨年のコンサートで知り合った三重県在住のお友達のご好意で、車に同乗させて貰い、伊賀市へ。「ようこそ伊賀市へ!」と書いたアーケード?には怪しいカラー(全身紫とか青とか)忍者の人形が数人乗っていて(笑)道端の石造が忍者、ガソリンスタンドの看板も忍者が上に乗ってて(かなり怪しい)、ガードレールの絵も忍者、どこも忍者、忍者…ちなみに伊賀線(電車)で来た別のお友達は「窓に沢山、忍者の写真が貼ってある!」と言ってました。まさに「忍者の街・伊賀市」を実感しました。

着いてみれば汗をかくほどの暑さと快晴!(16時半くらい)このとき会場の入り口には既にグッズを求める列が出来ており、それと同じく会場のまん前にはまさに「記念写真をどうぞ」と言わんばかりの(笑)ツアーロゴの入った「ツアートラック」が並んでいて、それをバックに記念写真を撮ってる人たちが沢山!当然私達も喜んで撮りました(笑)開演より少し早めに列に並び…といってもやはり「1200人」というキャパシティの少なさ。並ぶといってもたいした列にはならず、定刻時間通りに会場入りが始まり、その5分以内には既に入場できました。

会場は、きっと建ってからそんな年数を感じないであろう、とてもキレイで、いい意味で「こじんまり」とした暖かい感じのホール。入口を入って右にグッズ売り場があり、左が客席入口。 グッズ売り場は多数の人が並んでいましたが、やはりここも、もともとこの場所に居る人数自体が少ないので少し並べば買うことが出来ました。が、この時点で「トレカ入りのお茶セット」は売り切れていました。
正面に進むと小さな「CD&DVD販売コーナー」があり、そこには懐かしの1st,2nd,3rd.…の初期シングル達が!「あらためて見ると、若いねー!」とか感想を言いながら、友達と手に取ろうと近づいた瞬間…アチコチから手が伸びて来て、あれよあれよと皆が買って行き…気がつけばそこのコーナーすっからかんでした(笑)


ドキドキしながらホール内へ。ステージ前にはアコーディオン・カーテンがあり、そこにうっすらと浮かぶ、緑を基調とした七色のグラデーションライトで映し出される「10th anniversary 」のロゴ画像。早くもこれを見ただけで気持ちは高まっていました。私達の席は11列のステージから見て左側の最も端(たぶん会場内で一番左側にあった席)で私たちの手前にはステージから伸びる「花道」みたいな通路があり「堅ちゃんココまで来たりして〜?」と夢見たものの、それをステージと花道の間にそれを遮る大きなスピーカーの存在に気づき…早くも夢は破れました(笑)

しかし、さすが1,200人のキャパシティ!びっくりする程会場が狭い!小さい!ステージが近い!こんな会場で、こんな席で堅ちゃんの10周年をお祝いできるなんて…(本当に凄い距離!)

定刻時間を少し(10分あったか無かったか…)で客電が消え、イントロが流れ出し周囲は一気に「キャーッ!」とか「わああ…」と控えめな声ながらも、期待や緊張の声。アコーディオンカーテンに映し出される、デビュー時からの堅ちゃんの映像がモノクロで映し出され…。そこには私の見たこともない昔の堅ちゃんが次々と…。若かりし堅ちゃんの無邪気な爽やかな笑顔、熱唱する姿。会場からは「若ーい」!」とかの声と共に何故か聞こえる笑い声多数(笑)特にドレッドの堅ちゃんが(2000年の「changing〜」のだったかな?)映った瞬間「アハハ!」とか笑う声が一段と客席からは多数聞こえ(笑)(ココは感動に浸るところじゃないのか?!)と思いつつも、何だか楽しくなって私たちも一緒に笑ってしまいました(笑)

この画像、オープニングとして最高でした。客席の皆の気持ちが見ているうちに自然と、「堅ちゃんの今日までの日々を、そしてこの10周年の初日を堅ちゃんの故郷で皆で一緒に振り返って、懐かしんで、共に迎えよう!」って雰囲気が、堅ちゃんを思う皆の優しい空気がもうこの時点で出来ていて…。


そして画面に「…そして今夜…」の文字が現われカーテンがストーン!と落ち!堅ちゃん登場!肉眼でも十分顔が見れる距離〜!かっこいい〜!そして細い!1曲目は誰もが予想してたであろう「precious junk」!眩いライトに映し出された堅ちゃんは…グレーの光沢のあるクラシカルなスーツ(上はベストのみ)胸には金属で出来た勲章みたいなバッジ?を着けてました。
客席は最初から総立ち!1曲目からすっごい盛り上がりでした!堅ちゃんの歌声も最初からハリが素晴らしかったです。そして…堅ちゃんもこの故郷で、このステージで、10周年をこのデビュー曲を歌えた事、そして最初から客席のノリの良さ、全てが「嬉しい!」と思ってくれたんだと私は思います。歌いながらもゆっくりと客席を見ては凄い嬉しそうに客席を満遍なくずっと笑顔で見渡している姿が印象的でした。

歌い終わり客席からは大声援!堅ちゃんは「どうもありがとーう!こんばんはー平井堅です!」と挨拶。「今日は私の10TH anniversarryツアーにお越し頂きありがとうございます!えー、今日のこの「伊賀市文化会館」がツアー初日!(ココ強調)でございまーす!!」との声に会場大声援!

「ねー!なんか最初からこんなに盛り上がってくれてねー!とっても嬉しいです。本当になんか…いいよねっ!ホント、ありがとうございます。初日なのに…。皆さんサイコーです!
今日も最後まで〜付いて来いよー「伊賀上野?boys & girls?」(多分こう言ってた様な…)で皆がキャーッ!ってなったら急にふと思い立ったのか?…急に「ニンニン!ニンニン!」と腰を低くし手裏剣を投げるマネをしながら(忍者のマネ?)言う堅ちゃんに会場爆笑!堅ちゃんはやった後こそ「…またやってしまった」的な照れ笑いをしてましたが、何気に気に入ったのかその後少なくとも3回はやってました(笑)

「えー先日10周年を迎えまして…(拍手)で、ここに来られた皆さんもニュース等でご存知だとは思うんですけど…。えーとワタクシ「空き巣」に入られまして…。(私も来る前にホテルのTVで見て衝撃でした)で、警察の方に「くれぐれもマスコミには流れないようお願いします」って頼んだんですけどねえー…マンマと流しやがって(笑)…でも…(間が空いて)…堅のハートは…盗まれてないぞっ♪(客席・大爆笑)」
コレ言うときオドケた口調と共に、堅ちゃん片手を前にスッと差し出して、片足後ろに下げて、「ようこそいらっしゃいました」みたいな?社交ダンスの時の最初の始まりのポーズみたいな?(うーん説明が難しい(笑))…でそれがすっごい台詞と共にで、とってもかわいかったんですよー!!(友達と「あの後ろ下がる足見た?!かわいー!」って盛り上がりました)

空き巣の話は触れないかな、と思ってましたが、わざと砕けて話してたように思いました。客席はこの話になった時、一緒に笑っていいものかちょっと迷った空気でした。多分堅ちゃんは黙ってたらファンが心配するだろうと敢えて「笑いに変えて」話してくれたのだと私は思います。

「えー、ここ「伊賀」はワタクシの故郷というか、まあ僕の実家はココから少し離れたところにあるんですけど、ここの会場のねー、もう、すぐ近くにある「上野高校」に僕は通ってまして。あ、「上高(確か略してた)の子とか今日この会場におるのかなー?」と堅ちゃんが問いかけると、なんと私たちの席の前の男性が挙手!私たちが「えーっ!」と思わず口に出してしまったら、振り返って「そうなんです」って感じで笑いかけてくれました。そして心配した表情で「…空き巣に入られたって本当なんですか?」とも聞かれました。(年齢的に堅ちゃんと同じくらい?の方)あとは2階席で何人か手が上がってたような気がします。制服の子も居たような気がします(現役生かな?)

「で通うのにね「伊賀線」って電車に乗り換えて全部で40分くらい、家から乗って来るんですけど(客席「乗ってきたー!」との声)…あ、そうそう!思い出したんやけど「伊賀線の歌」ってまだあるのおー?(客席多くは「?」な空気)…いや当時ねっ、僕が通ってる頃「伊賀線の歌」ってのがあってー(笑)乗ってると車内にそれが流れるんですよー。「◎町、◎町♪」とか駅名を挙げてく歌なんですけど…(客席一部から「知ってるー!」とか言う声が聞こえ、前の方が具体的に何か言ってるような感じで、堅ちゃん前の方の話に耳を傾ける)「…ああ、そうー。今は(流れるのが)無くなったんやー。…で、まあこの頃って、なんていうか〜「色気づく?」じゃないですかー?(笑)で、僕もねー、髪の毛半分挙げてディップで固めて!…してたんですけど、当時背えがもう今くらいあったんですね、で電車の上にね扇風機が付いてまして、その風がねー、モロ僕の髪に当たるわけですよー。それが嫌でもうずっとねー、扇風機の羽の真ん中のトコ(人差し指を上に上げて扇風機を止めるマネをする)をこんな感じで40分間ずっと止めてー、通ってました(笑)

「でー、そんなんでー電車に乗りながら…ってまあこの話アチコチでしてますけど(笑)っていうか…最初からすっごい!しゃべりすぎですよね?!何か!(笑・自分であまりの話し過ぎにビックリの様子)…で、豆単とか見ながら、ヤロウの友達と片方ずつでウォークマン聞いたりしながら…その当時の思い出をちょっとカワイイ恋愛に変えて歌った歌です」

と言って「片方ずつのイヤフォン」。ブルーの爽やかなライティングの中、最初から軽やかな非常にリズミカルな…あれなんて言うんでしょう?ツーステップ?ボックスステップ?ノリノリでステップを踏みながら歌う堅ちゃんに釘付け!私こんな勢い良くステップ踏む堅ちゃんを初めて生で見たので(笑)大感動!(笑)この曲は聞いてるだけでも楽しいんですが、このステップが更に効果倍増(笑)私達は勿論、客席も真似して踊ってる人とか居ましたよ!またステップ踏んでる堅ちゃんの表情がこれまた…すっごく楽しそうで見てて嬉しくなりました!曲間で客席を背に向けて飲み物を飲んでる時までも、堅ちゃんノリノリで、なんとずっとステップしながら飲んでました(笑)

続く「LOVE OR LUST」。イントロが流れ、暗闇の照明に赤いスポットが堅ちゃんを「パッ」と照らし、セクシームード(笑)満点!セクシーなハミングから入り、ビックリしたのは堅ちゃんのこの時のダンス!むっちゃカッコよかった!腰のフリがセクシーで、ターンの切れも抜群!「ダンスめちゃうまっ!」って感じで、もう誰も「堅ちゃん歌はいいけど、ダンスはね…」なんて絶対言えない(今まで言っててゴメンね(笑))あまりのかっこ良さにノックダウンでした。

「楽園」、「Ring」としっとり系が続き、
「えー、今回10周年を迎えた訳なんですが、この10年を語るには、ワタクシにとってはずっと続けてきた「kens' bar」が欠かせないということで…。ここからは少し「kens' bar」をちょっと味わっていただこうかなと思います。まあ、客席にも、結構、お年を召した方…(笑)とかもいらっしゃるんで(客席・苦笑)ここは少し席に座ってワタクシの曲をゆっくり聴いて頂こうということで…よろしいでしょうかあ?」
と前置きをして、バーのコーナーがスタート。堅ちゃんは白のスーツに(最初よりこの衣装の方が個人的には好きでした)中がVで深く開いたニット?のようなのを着ていて中にネックレス?みたいのをしてました。


堅ちゃん&バンドメンバーさんが一端退席し、マサルさんの「even if」のソロ演奏。歌を聴けないのは残念でしたが、マサルさんのこのピアノソロ!本当に素晴らしかった!堅ちゃんというアーティストを支えるミュージシャンとしてあらゆる意味でマサルさんは欠かせない存在だと改めて思いました。客席皆もこの素晴らしいピアノソロに聞きほれて「シーン」と静まり返っていました。
他の会場では堅ちゃんがバーカウンターと共に運ばれてくるのが恒例となっているようですが、ここ初日の伊賀では堅ちゃんは運ばれては来ず、普通に歩いてきました(笑)


「キャッチボール」の際に
「これもまあ…言ってみれば故郷を歌った曲になりますよね〜」とあまり堅ちゃんは言葉少なだったんですけど個人的に思ったのが、これを私が最後に生で聞いた時は、堅ちゃんのお父さんが亡くなられた後の昨年のバーで、その歌の印象がすごく強く残っていたんです。あの時の「キャッチボール」は何か声が、心が泣いてる、凄く亡くなられたお父さんへの思いが溢れてるようで、聴いてて心が苦しかったんです。
今回の「キャッチボール」はその時とは本当に打って変わり、といった感じで、声もとっても暖かく落ち着いた感じで、優しい…。堅ちゃんの中でも何かが少し落ち着いたのかなって聞いてて安心、優しい気持ちになれました(全く個人的な気持ちですが)

あと、「強くなりたい」をまさかやってくれるとは思わず、イントロでこれに気づいた時は「まさかこの曲が生で聴けるなんて…!」ってすごく感動したのを覚えてます。最初曲の前の紹介の時に、この曲だけ
「えー次にやる曲はアルバムにも入って無い曲で、皆さんほとんどの方が知らないと思うんですけど…」
(と「皆が知らないかも…」感をやたら強調してたので、どんな曲をやるんだと思いました(笑))初めて聴く生の「強くなりたい」はCDで聴くよりも何倍も良く、何倍も心に染み入りました。

「思いがかさなる…」でバーコーナーが終わり、メンバーが戻って各位置へ。そして再登場した堅ちゃんは…不思議なカッコでした(笑)ストライプのシャツ…はいいんですけど左右の裾の長さが片方長くて、片方しまってて…(結構極端に長さが違う)でパンツはベージュ(茶色が強い)のやつに腰元とポッケのところに赤いラインが入っている何とも不思議な…。ま、コレを着こなす堅ちゃんが、堅ちゃんらしいんですけど(笑)

「えーさっきも話したんですが、僕はここからすぐの上野高校ってところに通ってまして、結構進学校だったんですけど、凄い厳かったんですよ。もう「勉強しなさい、勉強しなさい」って感じで。で席とかも今思うとホント「ひどいな〜」って思うんですけど、こう試験とかあるでしょ?…期末試験とか。したら理科とか、数学何点とかあるんじゃないですか?そしたらねークラスの席がね、その都度その成績順に並べられるんですよ(客席から驚きの声)いやーホント酷いでしょう?!
で、教壇があってー(手で説明しながら)、前の方から…一番点数の悪いアホが一番前、でアホ、アホ、ちょっとアホ、でずっといって…、後ろになって賢い、賢いみたいな…(指を指しながら説明する(会場・この説明に大爆笑))…ちょっとこの制度は変えたほうがいいと思うんですけども。…まあ、ベースのカンちゃんだったら一番前の席でしょうね(笑)」しばらく間をおいて客席から「堅ちゃんはー?」の声が客席から飛び、「まあ僕はね〜賢かったんでー…後ろの方の席でしたけども」(あえてサラッと、しかし自慢げでした(笑))

「あとねー当時制服がだっさくってねー!(凄い嫌そう)なんと全国のダサい制服で1位に選ばれたんですよー!(笑)今はもう変わってるのかなあー?あと、校則がねー厳しくて、靴下がね「黒か白」って決まってて。でもある日ね、ワタクシ、なんか黒地にピンクの水玉の靴下を履いて行ったんですよね(笑)いやー急になんでそうしたか分からんけど(笑)したらね、当時やっぱうちんとこにも、こう仕切ってる不良?みたいのがいてね、それでトイレに呼び出された訳ですよ。…当時から結構僕、「呼び出し率」が高くてねー、まあ背えも当時からこんなあったし、顔もこんなんだから(笑)…見た目と違って性格は、当時から腰の低っくい小心者だったんですけども、…まあ、ぶっちゃけ言うたら「目立つう?!」(笑いながら)で、その人らに「平井〜お前、その靴下何履いてきとんねんー!」て言われてまして、僕は「ええーっ!…知らなかったあ〜!!」って」(とってもオーバーな言い方&靴下を見てビックリするオーバーリアクション)ココめっちゃツボでした(笑)客席も大爆笑!「…て、そんな友達のことを歌った曲です」て繋がった曲のイントロが「キミはともだち」てのもウケました(笑)

「キミはともだち」は個人的に大好きでフルバンドで聴けるを楽しみにしてたんですが、何より最初の「uh〜♪(音階が上がっていくとこ)」のコーラスがとっても綺麗!コーラス隊の方は勿論ですが、本家コーラス隊に負けないくらいの素敵な男性バックボーカルのが聞こえ…!石成さんが歌ってるのは分かったんですが、他の方はちょっと分からず…でもとっても素敵なコーラスでした!演奏する皆さんが堅ちゃんを支えるミュージシャンでもあり、コーラス隊でもありました。最初の歌いだし部分こそ客席が皆座っていたので、立つのを迷いましたが、私たちの席は幸いにも最も端で後ろの席の方が居なかったのでこれ幸い!と立ち上がると、ほぼ同時に2階も1階もバッ!と一気に立ち上がり、気が付けばオールスタンディング!堅ちゃん、この様子を見て、凄く嬉しそうにニコニコってした顔が印象的でした。

この辺で昨年アルバムを出して、ここからはそのアルバムの曲をやっていきます、というような話から始まり、急に思い出したかのように
「そうそう、まだ僕が全然売れてない頃この地元でライブをしたりしたんですが、当時何故かね、本屋の前で歌わされたことがありまして(笑)(といって後ろのマサルさんを振り向き、「ね?」って、二人で「うんうん」って感じで)こちらの鈴木さんも一緒に行ったんですけど、本屋の前って…(不満げ)で「何で本屋の前でライブせなあかんねん!」とかブツブツ文句言うてたんですよ。そしたらスタッフの方がねー、その後に地元では有名な「かなや?」さん、ていう「すき焼き」のお店に連れて行ってくれて、もうここ地元では凄い有名なんですけど、そこで1枚8,000円(一人前の間違いではないのかな?)のお肉を食べさせて貰って…すっごい美味しかったです。ね?」ここは懐かしき思い出って感じでずっとマサルさんの方を向いてて、2人が頷きあう2人の世界でした(笑)

あと恒例のグッズ紹介コーナーがこの辺であって
テーブルから「あれー?こんなトコロに堅ちゃんティーが〜♪」(とてもわざとらしい言い方)と「お茶セット」を取り出し、「こっちがお茶、そして紅茶ですね。ココでちょっとワタクシ飲んでみたいと思います。では…まずお茶の方から…。とタブを「プシッ」って開けると、すかさず客席から「ココで飲んだらあかんねんでー!」ってツッコミが!(笑)すると堅ちゃん「オレ様はいいんです。スターですから」みたいなことをサラッと言って「あ、皆さんはダメですよー。飲食禁止ですから」と言いつつ一口コクリ。「ん〜これはですねえ…」とは言い出だしてみたものの何も出なかったのか「んー」と苦笑い、そして間が(笑)「…さすが、静岡茶葉って感じですね」といかにも苦しまぎれ?な感じで言ってました(笑) 「えー…こっちは紅茶ですね。イギリス…ロッキンダム宮殿って感じですねえ…ん?ロッキンダム?」(また適当な、どうでもいい感じの言い方(笑))…それより堅ちゃん「ロッキンダム宮殿」って(笑)オランダのロッテルダムとイギリスのバッキンガムが混同したのかなあ?(笑)

「言わない関係」は絶対今回やって欲しいと思っていたので、とっても!嬉しかったです!!
この曲に限らず、ライブは始まりのイントロ部がCDとは違って皆アレンジされていて、一瞬何の曲なのか分からないものが多かったんですが、これも最初全く分からなくて「言わない関係」だと分かった時の客席の反応が「待ってました!」って感じが、客席全体の反応にとても表われてました。コーラス部分を歌ってる方が最初から沢山居らした気がします。そして「分からなくなってるう〜」の後の「huu!」って部分はもう皆大合唱(合唱?)!両手を上げてやってる人も沢山居ました。「これがまさにしたかったんだよー!」って想いに溢れてた感じでした。堅ちゃんもとっても楽しそうで、ホントもうこの曲は「楽しい〜!」に尽きます。その後も合唱は続き、最後も皆で合唱で終わるのかと思ったら、最後は堅ちゃん「命」ポーズでした。それも最後が合わず、しかもグラグラ(笑)個人的には最後堅ちゃんと共に「yeah!」ってやりたかったんだけどなー(笑)

「瞳を閉じて」の熱唱のあと、堅ちゃん&メンバーが一端退場。コーラス隊の方だけが残られ
スクリーンが下りてきて、「大きな古時計」のイントロが流れ始めました。私はこの時初めて見たんですが(NHKの「みんなのうた」の時の画像だったそう)、イントロとコーラス隊の方々の素敵なハーモニーと何よりこの映像(アニメーション)が何とも言えず優しい絵で、私はココで「ぐっ」と来るものがあり目がウルウルしてきて、友達にそのことを言ったら凄くあっさりと「ココで泣くか〜?!」と言われました(笑)でもとっても素敵だったんですよ!私はこの後堅ちゃんが出てきて、続きを歌うもんだと思い込んでいたので、構えていたら「大きな古時計」はコーラスのみで終わり、いったん下がったメンバーが出てきて「あ、あれ?!」と思っていたら

聴きなれたカンちゃんのベース音のメロディが…そして「ま、まさかこのイントロは…」
…こんなに感傷に浸っていたのに(笑)この後に「strawberry sex」が来るなんて。いろんな意味で不意をつかれました(笑)でもイントロ(ベースの部分)が長かったので気持ちを切り替えて(笑)堅ちゃん&客席皆で「poh!」ってやれて嬉しかったです。「poh!」の時にステージから銀色のテープがパーン!って音と共に客席へ。ヒラヒラ舞い降り光に当たって「キラキラ」輝くテープ達。前の席の方々は「きゃーっ!」って言いながら取ってました。「最初の「LOVE〜♪」の連呼のトコロの後「後ろもっ!」って指差して言ってて「おおーライブのビデオで見たのと一緒ー!」って感激してました。あと憧れの「L字」の指差しも堅ちゃん&客席一緒に!楽しかった&嬉しかったー!「チキチキ…」のところは「ニンニンニン♪」と言ってました。…この時はまだ「変なおじさん&ヴォンテッドダンス」はありませんでした。

終わるとドラムだけのリズムセクションになり(ずっと「ドンチャ・ドンチャ」ってドラムの音だけしてる)堅ちゃんがそれに合わせてラップ調に「みんな盛り上がってきたー?!(客席・手を振りながら「イェーイ!」)
ここからは一気にアッパーな曲で行くから皆もノリノリで付いて来いよ〜!」みたいな感じで沸く客席。
そんな中で入ったのが「style」。私にとってはファンになったキッカケの想い出の曲。でも周囲には不評なようなので(笑)この10周年ライブにセレクトされるとは思わず、一人心の中でガッツポーズ(笑)アコスティックの「style」も魅力ですが、フルバンドで生で聴けて最高!でした!

そして「kiss of life」。何回やっても手の振りは楽しいー!客席の手振りも左右キレイに揃ってました。歌詞の1番の途中くらいから、私たちのすぐ近くに出入り口があったんですが、その下の方のお客さんが皆その出入り口を「じーっ」と見てるのに気が付いて…「なんだろ?」とか言ってたら、いきなり白いデッカイものが!まるで「大玉ころがし」のような白い風船(最初風船とも分からなかった)が客席へ投入!確か全部で3個あったと思います。皆「とにかく触りたい!」心は一緒だったようで(笑)この時は堅ちゃんよりも視線が風船へ!ってなってた人が多数いた気がします。堅ちゃんはそんな客席の風船への執着を見て、失笑…気味だったように見えました(笑)

ところがこの風船なかなか割れず、そして客席も何故か風船を皆ステージに回そうとしてて、堅ちゃんは歌いながらも押し寄せる風船に、ちょっと歌にも戸惑いがって感じで視線キョロキョロ(笑))やっと離れた客席で1個割れて中から「ブワッ!」と飛び出すピンクの数々の風船たち。「キャー!」という歓声と共にそれに群がる客席(笑)したら1個がステージに上がってしまい…。堅ちゃんが気づいて客席に押し戻そうと近寄り、それに触れようとした瞬間…。その風船が急に堅ちゃんの目の前で「バンッ!!」って割れて!堅ちゃん、その瞬間「うぉおおおおおお!!」(声にならない声(笑))てマイク持ったまま声を上げて、身体も両手上げてビックリ!って凄いカッコで。客席はその姿に大爆笑。ちなみに歌の部分ではなく、曲間だったのが幸い?でした。でもこの後に動揺は明らかに見られ(笑)少し歌声が笑いに震えてるような気がしました。

歌い終わった後に「あービックリした!!あんな風に僕の目の前で風船が割れるなんて…。もう今まで…今日のステージは完璧!って思ってたのに、もうホント唯一の汚点というか、心残りというか…」って必死にあんな声をだしてしまった自分を悔やんでいました。とっても悔しそうでした(笑)

そして「LOVE LOVE LOVE」。最初のアカペラから熱唱、そして客席もオールスタンディングで皆大きく上に手拍子!堅ちゃんは歌いながらステージを、こんな小さな会場なのに細やかに何度も往復して、視線をあちこちに配って、2階の方にも見えるようにか、身体を大きく伸ばしたりして歌ってる姿が印象的でした。ココの時かは忘れたんですが、「キミ」って歌詞があるとだいたい堅ちゃんは一箇所を指すんですけど、凄く早く「アナタも、アナタも、アナタも!」って感じで指す場所を一つのメロディで何箇所も指してる部分があって、一人でも多くの人に!ってやってる感じがしました。

「先日、原宿「ルイード」のライブをやる前、まあ空き巣に入られる前?(笑)大阪に行ってたんですよ。ていうのも僕のおばあちゃんの「米寿」のお祝いがありまして…。あ、「米寿」って…分かるかな?こう「八十八」って、分解すると「べ・い・じゅ」になるんですけど(手で書きながら説明する)、で親戚一同集まりましてそれで僕も行ったんですけども、親戚みんなで一人ずつおばあちゃんにメッセージを言ったり、あとみんなで年表を作ったりしたんですよー。おばあちゃんの何歳の時に何があったとか。で見てみたら、もう凄いんですよね、関東大震災とか第一次世界大戦とか、まるで歴史の勉強みたいな感じで。おばあちゃんはそういう時代を生きてきた人なんだって、あらためて思って。でも、おばあちゃんの凄いのはそんな凄い時代を生き抜いてきたっていうのに、全然偉ぶってないっていうか、自分が凄いってことを全然言わないんですよ。いつもニコニコして朗らかな感じで、人の悪口とか全然言わない人で。
そのおばあちゃんは、僕の母方のおばあちゃんなんですけども、多分僕の母親はその辺の血を受け継いでる感じがするんですが、僕にもその血が流れてるはずなんですけども…。そんなおばあちゃんみたいな人になりたいっ、て思います。
で、その少し前にね、おばあちゃん入院してまして。今はもう大丈夫なんですけど、その時に後から看護婦さんから聞いた話なんですけども、おばあちゃんがね、寝てるときに寝言で「ホンマ、私は幸せやわ〜」って言ったんですって。「寝言で「幸せ」って言えるなんて、いいですよね」ってその看護婦さんと話をしたんですけどもね」

この時、客席もこの暖かい話に、その暖かい何かを分けて貰ってる感じがしました。本当に心が温かくなる話でした。…堅ちゃんは間違いなく、このおばあちゃんの血を引いてるんだな、って思いました。
この話をした後、「大切な思いを込めて歌います」と「センチメンタル」。
このMCの後ってのもありましたが凄く情感が入っていて、皆静かに堅ちゃんの歌声に聞き入ってました。


アンコールの拍手の後、ステージのライトが付いて歓声が上がるとメンバーがなんと…「ニンニンっ」って走りながらあの堅ちゃんがやった忍者のマネをしながら登場(笑)客席は拍手と共に笑いが。当然最後を締めくくる堅ちゃんも同じく「ニンニン」でした。堅ちゃんの衣装はシンプルな白のTシャツに(何故かうっすら中に着てるボーダー柄が見えてる)結構太めのジーンズに変わっていました。

「今日は本当にどうもありがとうー!」とお辞儀をし、「えー、今日はココ「伊賀」が初日だったんですけども、本当に皆さん、最高です!どうもありがとうございます!本当に最高です!まあ、今日からツアーがスタートした訳なんですが、普通ツアーって、こう初日から回を重ねていくごとによって徐々に良くなって行くものじゃないですか?!なのにねえ…」…これって聞きようによっては「じゃあ初日はどうなの?」って取れる解釈も出来るじゃないですか(笑)客席も分かってたと思うんですけど「えーっ!(それどういう意味?みたいな)」って冗談っぽく突っ込みが飛んだんですよ。で、堅ちゃんは慌てて「え、いやっ!そ、そういう意味やなくて〜!いやっ、なのにね、最初からこんなに最高でいいのかな、って思って…(ちょっと消え入り気味な声)」の声に客席大歓声!
本当にもうお客さん皆さんも最高!そして僕も最高!(笑)もうねー、ホント今日はパーフェクト!って思ってたんですけども、本当にねーあの「kiss of life」の時の風船にビックリしたのが無ければねえー(笑)本当にあの時が悔やまれます」(私はあんな堅ちゃん見れてむしろもっと「パーフェクト!」と思ってました(笑))

アンコールをやる前に、
「10周年を締めくくるのに、最後を何の曲にしようかと凄く考えたんですが、僕の今までの10年を振り返ったとき、やっぱり…この曲がその象徴だなって思いまして、最後はこの曲を歌おうと思います」と言って客席も「何の曲だろう?」って感じで(察しの言い方は分かってたと思いますが)で、そのコメントと同時にステージ上にスクリーンが降りてきた瞬間「どっかで見たことある光景だな…」って思って、ピアノのイントロが流れた瞬間「もしかして!!」との思いと共に堅ちゃんの「巡り来る〜♪」って歌いだしが…

「gaining through losing」だ!って分かった瞬間、客席はあちこちから悲鳴にも似たような「キャーッ」!て声が上がってました。まさか最後にこの曲を聞けるなんて、そして堅ちゃんと一緒に歌えるなんて…。
堅ちゃんが歌ってる間も、この悲鳴のような声は客席から漏れていました。ラストが「gaining〜」っていうのは予想外の嬉しさ!って感じが客席全体からあった気がします。
そしてビジョンにサビの文字が映し出され堅ちゃんが「sing with me〜♪」と皆に「一緒に歌お!」って感じで、そして最後にはバックの人たちに音を止める様に合図をし、堅ちゃんと客席だけのコーラスに…。最初の方こそ客席の声も小さかったですが、何度も歌う間に声はどんどん大きくなり、最後の何回かの「…life is good,my friend〜♪」ってところが客席の声がまさに一つになったトコロがあって、堅ちゃんが「最高っ!ありがとー!」ってすっごい笑顔でみんなに言ってくれたときの顔こそが最高でした!

あと、堅ちゃんも地元・伊賀っていうのもあるのか、初日なのに凄く自然な感じで、とにかく歌うのも話すのも、何にしても嬉しそうで、気持ち良さそうで、笑顔もいっぱい…。MCも全然ネタとか、「笑わせなきゃ!」って気負ってる、考えてる感が全く無くて、自然に思いついたことを話してる…。故郷の思い出や、いろいろただ普通にしゃべってるなー(オチも無く)、ってのが逆にとっても印象に残ってます。

そしてそして…
忘れられないのが、最後に堅ちゃんがマイクなしで「どうもありがとうございましたー!」って言った後、ステージを手を振ってお辞儀して回るんですが、その間客席から聞こえる声はみんな「堅ちゃんありがとうー!」。とにかくどこからも「ありがとう」や「(10周年)おめでとう!」の大合唱だったんです。いつもは「堅ちゃんーっ!きゃあ〜!」みたいな黄色い声を聞いてきましたが(自分も言ってますが(笑))あんなに「ありがとう!」って声に満ち溢れた客席を体感したのは、今まで数々のアーティストのライブに行きましたが(堅ちゃん含め)初めてでした。その客席の堅ちゃんへの温かさ、そして「ありがとう」って言葉しか出ないくらい感動のステージを届けてくれた堅ちゃんに…本当に心から「ありがとう」の思いで一杯でした!!そして最後まで謙虚な姿勢の堅ちゃんの挨拶、大感動の「gaining〜」の合唱、客席の一体感、何をとっても感動で、自然と目は涙でいっぱいになりました。

本当に私にとっては、生涯忘れることはないであろう、最高のライブでした。

☆読んでくださったみなさま。こんな長い長い感想文を読んでくださってありがとうございました。思い込みも多々あると思いますがご了承ください。
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