▼Ken Hirai 10th Anniversary Tour「さいたまスーパーアリーナ」7/17 ----- taka

ついにツアー・ファイナル。参加できる嬉しさと、でも最後なんだという寂しさと…複雑な気持ちの中、食事を済ませるのも含め早目の15時半に最寄の「さいたま新都心」駅で待ち合わせ。しかしこの日は3連休の真ん中。ココは大規模なショッピングモールも隣接しており、どこもかしこも凄い人!会場周辺で食事をするにもお茶を飲むのも皆さん苦労されたと思います。近くのコンビニ、スタバ…めっちゃ長蛇の列。

食事を済ませ17時半前に会場入り。しかし予想はしていたものの、建物自体がまずデカイ!そして中も広い!入り口からすぐのところには通路の両サイドを飾る花束の数々、15個位はあったでしょうか?よく出る雑誌やラジオやTV局の名が連ねていました。そして客席に入るには自分の席のまず該当する扉番号から入らなくてはいけないらしく、その番号看板を探すのに上を見ながら歩く、歩く、歩く…。(さいアリは自分の席に入場する扉が決まってるという不思議な会場)

私たちの席はステージのほぼ間反対の位置(つまり一番後ろ)の2階席1列目。「この位置でビジョンあっても観れんのかな…」と心配しつつ開演を待つ。しかし本当に広い会場で一番上は5階席まであり、天井は高いし(ドーム球場みたい)私が今まで堅ちゃんを見た中では一番大きな会場でした。ステージの両サイドにはビジョンが2台設置してありました。

18時を少し回り、スタッフの方々の動きが慌しくなると同時に客電が落ちる…。その時点で早くも「キャーッ!」と上がる歓声。ステージのカーテンと両サイドのビジョンに映し出される、10周年を振り返る堅ちゃんの映像…。これを観るのも今日がこれで最後なんだと思うと既に感慨深いものがあり…。そしてファイナルステージ開演!カーテンが落ちると共に堅ちゃん登場!

「presious junk」でツアーのファイナルステージがスタート!前回見たときよりも少し髪の毛が伸びた堅ちゃんにツアーの長さを、時の流れを感じました。

「こんばんは、平井堅ですー!(客席・大歓声)今日は私の10th anniversarry tourにお越し頂きまして本当にありがとうございます!えー空き巣に入られたあの日から(笑)10周年ツアーということで、私のココ最近の生活は本当に「ツアー」だけに全て集中していました。全国を周らせて頂いて今日このさいたまスーパーアリーナがついにファイナルです!いやーホントねーありがとうございます!もー今日が最後ですんで、ワタクシもう今日はこれで死んでもいいくらい熱唱して歌いますので!(客席・大歓声)皆も付いて来いよー!さいたまboys&girls?(指差し!)えー今日はカメラも入っておりまして、何か今日のステージが映像化する?…という…ことですので、皆さんの客席の絵も取られると思いますんで、えー、皆さんよろしくお願いしますね!(何を?(笑))しかし、ホント凄い人!こんだけたくさんの人がファイナルの今日集まってくれて本当に嬉しいです!えーどんだけおんねやろ?…えー、18,000人!!ホントありがとうございます!…ということは目ン玉の数に直したら36,000個、えー体毛に換算したらホント凄い数になりますよねー!って何も体毛に換算しなくてもいいんですけど(笑)」

「片方ずつのイヤフォン」では相変わらずステップ健在(笑)相変わらず直球仕草の堅ちゃんですが(笑)「2人」という歌詞の度にまるで「ピース」のように手を前に出して「2人」を現したり、「もっと、もっとー♪」の後に早口で囁くように「もっと♪」て言ってました。

「ラブラス」はライブを重ねるごとに堅ちゃんダンス上手くなってるんじゃないですかねー?サビの後のあの曲間のところ、腰くねるくねる!そしてターンが凄い早い、キレイ!あまりにも華麗すぎて見とれてしまうほど、美しいほど堅ちゃんが回転するんですよ(笑)それも上に上げた手も揺るやーかにしなやかに舞っていてキレイで…素晴らしい!

そして「楽園」。最後の「fly〜♪」のところを声を張り上げてどれくらい伸ばすの?!って位の長さで歌い続けるところは、前に聞いたときから「美しい〜」と思っていたんですが、この大きな会場、良くも悪くも反響が強いので会場に響き渡り…迫力を感じました。
「ring」も同じくで堅ちゃんの声が反響し、より響き渡る感じがしました。「死ぬつもりで歌いきる」の言葉通り結構息を吸う荒い息遣いもハッキリ何度も聞こえるくらいの歌い方で、ファイナルで本当に熱唱してくれて出し切ってくれてるんだ…という思いました。

余談ですが両サイドのビジョン、これが曲によっては使用されたりされなかったり。(「イヤフォン」とかは真っ暗)ステージとの距離が遠い私には、コレが堅ちゃんの表情を見るのは頼りだったんで、せっかくあるんだったらなぜ全ての曲に活用しないんだー!とは思いました。


堅ちゃんが退場、暗転したステージ上にはマサルさんが残り彼が奏でる「even if」のメロディが場内を包む。そこに堅ちゃんの歌声は無いけれど、弾き方の強弱といい、音の間といい、ホントピアノがまるで歌ってるみたいに情感がこもっていて…。堅ちゃんの歌を聴きに来てるけれど、そのバックにはこんな素晴らしいテクニックを持った一流ミュージシャンが沢山居て、彼の歌声を更に魅力的なものに色づけてるんだと、その才能の素晴らしさをあらためて感じました。

バーカウンターの台詞は「この後どこに行こうか…「ちゃんこダイニング・若」にするっ?」で、両サイドのビジョンは数秒その振り返った表情の堅ちゃんのアップを映しだされて…。(このアップ、数秒あった気がします)その後一言「えーコレ使い回しなんですけどねー」。
ここまで客席で特に目立った「声かけ」とかが無かったんですけど、今日はDVD化もされるからその辺りも不安だったのか(笑)堅ちゃん急に「なんか、皆さん大丈夫ですか?ちょっと引きぎみ?じゃないですかー?」と客席に不安気味に問いかけてました。

「今回横にこのTV?ビジョン?があるじゃないですかー?えーかわいく写ってますか?どう?
(客席「かっこいいよー!」「かわいいー!」の声。しかし聞こえない?)…どうなんかなあ?」とビジョンを身を乗り出して見るような仕草をしつつ
「これってねー、なんか実物より丸く、太って写るんですよー!僕あることでそれをすっごい!感じて、それ以来ビジョンに写るん怖くて嫌なんですよねー!実際はもっと細いんですよ!そう!これね…(何かを思い出し一人ツボって笑いつつ言うのを躊躇する様子を見せながら)…またこんなコト言おうとしてる…コレ言ってどこかに書き込みとかしないで下さいねー…えーと(こう言いながら堅ちゃんって毎回言うんだよな(笑))以前にですね「宇多田ヒカルちゃん」のライブにスタッフとかと行きまして、まー彼女、どっちかていうとぽっちゃり〜?はしてるんですけど、でそこにビジョンがあってそこに映し出された姿がもう「えー?!」みたいな感じで!すっごく太って見えてね!(笑)もうねー、ま、まるで「と、トド?!」って感じに凄い衝撃で!(客席・大爆笑と共にちょっと「言っていいの?」て空気)

それを感じたのか、
「あ、ちょっと待って待って!違うんですよ!(必死)この話ココで終わるんじゃないから!こっからオチがあるんですよ!こっから続きがあるんですよ!(とっても必死)で、最後にねー、楽屋にお邪魔させて頂くことになって、で、そこでご本人にお会いしたらむっちゃ!かわいかったんですよー!(とても強調)だからこのビジョンていうのは実際より凄い太って写るから損だなー!ってことをあらためて感じた…ってコトが言いたかったんですよ!」

「思いがかさなる…」は最初のアカペラ部分がとっても素敵で…少し反響、エコーが強くかかり、CDよりもゆっくりめに歌ったその歌声はゾクゾクするほど素敵でした。これに関しては私個人は小ホールで聞いたときよりもゾクゾク度が強かったです。

「この曲は去年「カローラフィールダー」のCMで使わせて頂けて僕も出演してたんですけど、年が変わってTVを付けたら…「キムタク」に…変わってました!(オドケ口調)…芸能界って…世知辛いねっ!
そう、CMといえば、こん時は実際CMに出たんですが、ワタクシCMって私自身あまり出ることはないんですが、結構CM出演の依頼が…来てるらしいんですね。ワタクシのとこまで来ないで終わってるのが殆どで、後からそんな話があった、っていうのを聞いたりするんですが(笑)で、そのCMの内容ってのが…何故か「三の線」路線が多いんですよ(笑)「平井さんの意外な面を…」って感じらしくて。それで1回ねー、なんかの依頼でワタクシが「バンジージャンプ」をしながら宣伝するってのがあって(笑)「平井堅です!今からバンジージャンプをします!ああ〜!」ってその商品の宣伝するっていうのがあってね!…いったい私に何を期待しているんでしょうか(笑)」

で急に「あっ!こんなトコロに〜」って、後ろから何かを出そうとしたので「お茶」の宣伝を早くもこんなトコでまたてっきりやるのかと思ったら「…堅ちゃん製氷皿があーっ♪」(客席・意外?さに笑)
「ツアー期間中、各地でツアーグッズをいろいろ売ってるんですが、この製氷皿が最も売れてないそうです!(笑)コレ、ワタクシの顔の形の氷が出来るってやつなんですけども…。ワタクシの顔の氷は嫌なんでしょうかあ?(笑)今日が最後です。買ってください」…と言いつつ「ま、別に買わんでええんですけども。別に皆さんが買ったからって僕にびた一文入りませんから(笑)」

「強くなりたい」の前には
「98年の曲なので、知らない方も多いとは思うんですが…。僕が思う理想の恋人の二人を描いた曲です」って紹介をしてました。このときの「キミを抱き上げるような〜♪」の客席に「ふわふわ〜」って向ける手の仕草が凄い優しいんですよねー。大好きです。

「Life is…」の時に最後の演奏だけの部分で、なんか「ズズ−ン…」て地鳴りみたいな音が下から響き渡って(私の席ではそんな大きくは感じず)その後のピアノの音が急に小さくなったので「アレ?」て思ったらやっぱりなんかあったようで、歌い終わってから
「最後になんか「ズーン」って音したよね?!(ビクビク気味)今ワタクシ凄い「Life is…」をめちゃめちゃ熱唱して歌ってたんですけどもー…なに今の音?!…さっきヒカルちゃんのこと「トド」とか言うたりしたからバチ当たったんかなあ?(笑)えー(ステージサイドに居るであろうスタッフを覗き込んだり、周囲のメンバーをキョロキョロ見ながら)だ、大丈夫ですかね?…えー、誰も私と視線を合わせようとしません(笑)(メンバーの方は笑ってました)」

「えーnewアルバムを出しまして、といっても昨年末なんで、もうだいぶ経ってるんですけども(笑)皆さん買ってくれましたでしょうかー?(客席・拍手)ここからはその中から何曲かお届けしようと思います」

「キミはともだち」は、最初アリーナが前からパラパラ〜て感じで立ち始めて、私たちの居た2階は全然だったんですけど、思い切って立ったら「ウェーブ」のように横へ客席が立っていって(単なる偶然)。客席の曲のリズムを取る手拍子の音も、とっても大きかったです。

「言わない関係」はイントロがなってこの曲って分かった瞬間、皆スタンディングで大きく上へクラップ!ステージ上のメンバーも!この時は客席は皆気分は「ソッフェ」!て感じで(笑)みんなあのコーラス部分を楽しそうに歌ってる声が聞こえてきました。歌詞も2番に入ると堅ちゃんの歌も動きも仕草も更にヒートアップ!ステージ右サイドに行き、歌詞に合わせ必死に携帯電話を押すわ、上げるわ(笑)遠くからでもその必死さはよく分かりました(笑)片足を上げながら動いて、リズムとって、身体全体で歌ってる!って感じで堅ちゃんも客席もノリノリ!最後は相変わらず「命」ポーズでした。

「瞳を閉じて」はイントロでこの曲と分かった瞬間、客席から凄い拍手!(明らかに他の曲の数倍)正直、ちょっとこれには複雑な気持ちもありました。ビジョンに彼のアップがこの曲に関しては結構な比率で映るんですが、凄く真摯な表情で、本当に身を削るかのように歌っている姿が印象的でした。

グッズ紹介はさっきの「製氷皿」で終わりかと思ったら(笑)
「あ、こんなところに堅ちゃんティーがあー♪」と言い出し(笑)「じゃあ今回は紅茶を…」って飲もうとしたら動きを止めて急に、「えー…今回は大神田さんに飲んでいただこうと思います」と機材を潜り抜けてカンちゃんのところへ。渡されたカンちゃんがすぐタブを開けて口に近づけ飲もうとすると、
「…「いただきます」とかはないんですかっ?」とちょっとからかい気味に突っ込む堅ちゃん(笑)カンちゃんが慌てて飲むのを止めてマイクを寄せ「…いただきます」って飲むと、堅ちゃんが「えー、お味はどうですか「松居直美」さん?(凄い「素」で言ってて、客席も「松居…直美?」って感じ)…「あ、あ!間違えた!(焦)「松井秀喜」さんっ?」と言い直し、カンちゃん、松井のモノマネで「んー、はいっ!」ってやってくれました。

堅ちゃんは自分の席に戻り「こっちがお茶ですね。えーここに(缶を指しつつ)「瞳と閉じて堅茶ん」…となってますが、この年になってもこんなん作っててもいいんでしょうか?(笑)ええ、これを試飲して…えー、試飲、試飲で合ってますよね?!えー、試して飲む…「し・い・ん…」合ってますよね?では…試飲させて頂きます。と言いながらタブを開ける凄い「パキッ!」ととってもいい音が場内へ響き渡り…
すると今度はカンちゃんが「お味はどうですか?「森山直太郎」さんっ?」と呼びかけ、堅ちゃんは少し間を置いて彼のモノマネで…「そ〜けんびぃぃ茶っ!」とワンフレーズ!とっても似てました!(客席も「似てるー!」って声があちこち)その後堅ちゃんが後ろを向き、マイクを通してカンちゃんに「よくやったっ!」て嬉しそうに褒め称えてました(笑)とっても仲良しな2人を垣間見たようなMCでした(笑)


堅ちゃん&メンバーが一端下がり、「大きな古時計」のコーラスに聞き入りながら「あーもう着実に終わりに近づいてる…」と思ってると、暗転したステージにバンドメンバーが戻り、カンちゃんのベースソロが始まり堅ちゃん登場!あ、アレ?!前に見たのとこんな遠目から見ても明らかに衣装が違う?!っていうかなんじゃ?あの服装?(笑)衣装はてっきり一緒かと思ってたけど、まさか3着目を変えてくるとは!もー上下共にカラフルで赤(オレンジ?)、黄色!緑!(笑)まー!派手な衣装の堅ちゃんが!

ダンサー4人(男女2名ずつ。かなり若手な感じ)も加わり、より一層華やかな「strawberry sex」!
ここからはアリーナ、2階席皆総立ち!皆でする「L」の指差しは見ていて圧巻だし、やっぱこの曲はライブに合う〜!この曲に限った訳では無いんですが、堅ちゃんは「キミ」という歌詞が出るたびに、前に見たときは結構散らして客席を指差してた感があったんですけど、この日はステージサイドのビジョンに映るカメラ目線で指差してるのが多かった気がします。遠くに居る人たちにも…って意識してくれたのかな?ビジョンにアップで映る指差し堅ちゃん…かなりカッコ良かったです。
2番のサビのトコロはダンサーさん4人と堅ちゃんが真横に並んで(堅ちゃんセンター、左右に2人ずつ)また変なおじさん&ウォンテッドダンスを披露!総勢5人が同じこのダンスをする姿はかなり笑えました!最後の「何だか胸がドキドキ〜♪」のトコロで、ちっさく「ドキドキっ?」て早口で入れたりしてました。

そしてそのまま「style」へ。堅ちゃんの「Ah!」のシャウト?の声で始まり、4人のダンサーさんと共に軽快なステップを踏みながら歌う堅ちゃん。会場もどんどんヒートアップ!

「kiss of life」は最初の部分の振り付け?堅ちゃんのステップ&仕草が…あまりのかわいさにノックダウンでした。もうDVD化したらココは絶対アップで!映像化して貰いたい!(笑) 文章で上手く表現出来ないんですが、「心の〜」の最初の部分のツーステップのリズムは「ワン・ツー」って感じで右にピョコンて飛んで元に戻る、てのを何回かやって、次のフレーズのツーステップのリズムはダンサーさんと共に「動いて(ステップ)〜、ポーズ!」の繰り返し。まるで「だーるまさんが…ー転んだ!」って感じで、その止まった時のポーズがかわいいの、コミカルなの色々あって、(ダンサーさんも同じでそれぞれに違ったポーズ。でも堅ちゃんのが断然かわいい)もう胸打ち抜かれまくってました(笑)

最初のサビで風船登場。まずはステージの真上から3個落ちてきて、後私の見える範囲では数は10個強はあってその殆どがアリーナへ集中していたように思います。私たちの席も後ろから白風船がやっては来たんですが、ジャンプしても届かず触ることも出来ぬまま、風船は空しくも頭上を通り抜け…。白風船はアリーナのあちこちで割れ、そこから湧き上がるピンクの風船はまるで客席のあちこちにピンクの花が咲き乱れてるかのようで見てて綺麗でした。(遠い席だから味わえる唯一の利点(泣))

私は風船は自分でゲット出来なかったんですが、後ろの席の方が「2個あるんで1つどうぞ」と声をかけてくれたんです!(あの時のご親切な方、本当に感謝してます)」サビの部分は客席が持つピンク風船が左右に揺れ、堅ちゃんも左右に手を振り、皆一心同体!という感じ。最後の「give me the kiss of life〜♪」のバックコーラス部分は堅ちゃんはファルセットを駆使して美しいハミングや、アドリブを何回もしてくれて…まさにこういうトコロはライブの醍醐味!ここの部分、時間がとても長かったのを覚えてます。あと「命を吹き込んで〜」の後「ううう〜♪」ってファルセットで歌い上げてその後、少しだけだけどブレイクがあったんです。その時客席から「きゃーっ!」って歓声と拍手で一瞬客席が「うわーっ!」って盛り上がってたところがありました。

「LOVE LOVE LOVE」は最初のアカペラのワンフレーズを歌ったところで客席から大歓声!しばらく止む気配も見せず、堅ちゃんは「…キーが分からなくなるからーっ!」ってそれを制して(でも制する声も嬉しそうだったし、ビジョンに映った表情もはにかんでいました)残りの部分を歌い上げアカペラ終了。客席かは皆大きく手を高く上げクラップ!…途中で「今日はスペシャルゲストに来てもらいましたー!」と堅ちゃん。一瞬客席が「えっ?誰っ!」って感じでざわつくと、ステージ右から不思議な緑の塊が…(笑)
「…愛知万博からモリゾーとキッコロに来てもらいました!」客席から見て、モリゾーが右、キッコロが私たちの居る左へ。前が見えないのかとてもスローリーな動きの2人。で、キッコロが羽みたいな小さな手を、リズムに合わせてパタパタしてたんですけど、堅ちゃんが歌いながらキッコロのところ(私たち側)にやって来て、キッコロの横に並んだかと思うと、そのキッコロの小さな手を、繋ぐというか持ってあげるみたいな感じで、しばらくキッコロと手を繋ぎ少し笑いながら?楽しそうに歌ってる姿がとってもかわいかった〜♪

「LOVE LOVE LOVE」を歌い終え、
「もうーほんっと!モリゾーとキッコロ、かわいいですよねー。でも中身はぜんぜんっ!かわいくないんですけど(笑)」モリゾーは「defstar」の方、キッコロは舞台監督?の方が入ってるって紹介をしたような気がします。

「素晴らしいみなさんに拍手を!」との声を共に一人ずつこのツアー最後のメンバー紹介。「僕を支えてくれるこのミュージシャンの皆さんももちろん素晴らしいんですが、本当にこのツアーを支えてくれた沢山のスタッフ…本当に沢山のスタッフがこのツアーを支えてくれていまして、本当は一人一人名前を挙げていきたいトコロなんですが、それをやってるとそれだけでホント1時間くらいかかってしまうので…一人ずつは言えないんですけど、この素晴らしいスタッフの皆さんにも拍手を〜!(客席から大拍手&堅ちゃんも拍手)…ホントね〜!みなさんすっごく!いい人ばっかなんですよ〜これぐらい沢山のスタッフがおったらねー、一人ぐらい悪人いてもおかしくないんですけど、ホントに!皆さんいい人ばっかでねー!」
…これを聞きながら私は「堅ちゃん、アナタが「いい人」だから皆周囲に「いい人」が集まるんだよー!」と心の中で叫んでました。

メンバーが手を振りながらステージサイドに下がり、堅ちゃんは戻って来た…と思うとピアノへ座り
「えー、これが最後の曲になりましたが…」と言うと客席から大ブーイング!(凄かった)
「…ありがとうございます。最後に僕の下手なピアノですが、「こんな風に曲を作った」っていう感じを皆さんに伝えたくて、僕のピアノでこの曲をお届けしたいと思います。いつもピアノでこうピコピコやって作るんですが、曲が出来た時ってね!本当に嬉しいんですよー!…では」
と弾き語りの「センチメンタル」。

弾き方は「even if」を彷彿させるような、本当にこうやって堅ちゃんの曲が生まれるんだ…って感じのシンプルなピアノの旋律に響く堅ちゃんの歌声が広い客席に響き渡ってました。最後のサビの部分はそのピアノを弾く手を止め、全く音も無く静まり返る会場の中、アカペラで堅ちゃんの声だけで、CDよりは少し早い歌いまわし…まるで台詞を言うかのような情感のこもった感じで「キミに出会えて今分かったよ…」の部分を歌い上げ…。あまりの歌の、声の、美しさに身震いがしました。本当に素敵でした。ライブのファイナルを飾る最高の「センチメンタル」でした。

ここの時だったかかは忘れましたが、ハプニング?があって
サイドビジョンの私たち側(左側)には堅ちゃんの顔がアップで映し出されていたんですが、そこに浮いてしまった風船が2個ゆらゆらとビジョンに上手く?重なってしまい…。風船はビジョンのお顔に対し黒く映り…時にはまるで「鼻くそ」のような位置になったり(笑)口元に来てほくろに見えたり、とにかく堅ちゃんの顔を縦横無尽に舞ったのです。客席はどんどん笑いが起こり、堅ちゃんは不思議そうに「え?」って感じで、そのうち客席から指摘の声があったような感じで、でも堅ちゃんは状況が飲み込なっかったのか「自分に顔に何かが付いてる」と思ったみたいで、急に両手で自分の顔を凄い必死で何度もペタペタ触りだし「えっ?何か僕の顔に付いてる?えっ?ドコドコ?えー何なのー?!」とパニック!(笑)客席はまたその堅ちゃんを見て笑い出すので、堅ちゃんは更に慌てて「えー?何が付いてるの?(客席に必死に聞いてる様子)」そして「そうなの?」って感じで早足でそのビジョンに近寄って行き、でもその時、既に風船は堅ちゃんの顔のからは外れていたので、堅ちゃんはビジョンを見て「なーんだ、風船かいっ!」(あんなに慌てて損した!)と言わんばかりの履き捨てた台詞で(笑)また定位置へ戻って行きました。堅ちゃん、客席のあの笑いの意味、後からキチンと知っただろうか?(笑)

アンコールで堅ちゃん再登場!ビジョンを通して見る顔の表情は…とても晴れ晴れとした素敵な笑顔でした。「アンコール、本当にどうもありがとー!!」ってあちこちに手を振ってお辞儀をして、
そして最後に皆さんへ…と言わんばかりに急に話し方のトーンが真面目な感じに変わり、

「えー、今回10周年ツアーということで全国30箇所を回って来たんですが、ツアー中っていうのはホントずっと家を離れててホント「ツアーだけ」って感じの生活をしていると、どうしても内省的になってしまいまして…。こうなんていうか、自分と向き合う、っていう時間が結構ツアーをしてると多くなって、いろいろと考えてしまうんですね。そんな時に雑誌の取材とかで「平井さんのその輝きの秘訣は?」とか言われると…ホント死にたくなる?ような気持ちになるんですよ(笑)…だって「輝き」とか言われても、実際の普段の僕の生活は全然輝いてなんていなくて、部屋でぼーっとして何もしないでソファーに寝転んで1日が終わってしまったりすることもしょっちゅうで、「また何もしない無意味な1日を過ごしてしまった」とか考えて落ち込んでしまったり、ツアー中みんなと一緒に居ても、何で盛り上がれないんだろう?とか考えてしまったり…あ、いや、これは僕だけに限った話なんですけどね。
でもツアーをしててある時「それも自分なんだ、こういう自分でもいいんだ。そのまま受け入れよう」って思ったんですよ。何かツアーを通じてそういったことを自分を乗り越えられたというか、また一回り自分が強くなれた?変われたような、…ツアーを経てそんな感じが、しました。
ここに来られてる皆さんはそういったことがあるかどうかは分からないですけど…、皆さん、ホントそのままで、いいんですよ。そのままで、素敵なんですからね」

この時の堅ちゃんの言葉、凄く感動しました。忘れません。堅ちゃんがツアーを経ての自分の気持ちを素直に自分の言葉で伝えてくれてるのが凄く伝わって来たし、何よりも「ホントそのままで、いいんですよ」って客席に言ってくれた声が、言葉が、本当に暖かくて…。この人は本当にいろいろ悩んだり、苦しんだりしてるからこそ、こういった言葉が自然と出るし、だから言葉に重みがあり、人の心を揺さぶることが出来るんだと。でもその弱さを隠さず、素直にさらけ出せる堅ちゃんは逆に真の強い人なのかも知れない…とか。
私自身ちょうどいろんなことに悩んでいた時でもあり、この言葉は私の心に深く、優しく、染み入りました。


そして
ツアー最後を飾る「gaining through losing」。
「10周年を締めくくる曲としていろいろ考えたときにこの曲が浮かびました。皆さんも一緒に歌って頂ければ嬉しいです。もうねー皆さん恥ずかしがらないで皆さん自分が「ディーバ!」って感じで!歌ってください!」

歓声と共に訪れる静寂。静まり返った会場に響くマサルさんの最初のイントロ…。
皆スタンディング状態でこの曲に聞き入っていました。
最後の繰り返すサビの部分は凄かったです!!まさにファイナル!って感じで、
最初は堅ちゃんも左右に手を振るのに合わせ、堅ちゃん、バックミュージシャンの方々、コーラスの方々、客席みんな!って感じで数回繰り返して、何回かしたらメンバーの方を向いて「音ストップ」みたいな手の仕草をして、「break down」との声を合図に、まず音が鳴り止み、堅ちゃんの声とコーラス隊、客席のみの声。堅ちゃんは「sing with me〜♪」とかを何度も繰り返して「皆一緒に歌おう!」て呼びかけて、会場の歌声もどんどん大きくなっていくのを感じました。私もですが周囲も本当に一生懸命自分の声を堅ちゃんに届けよう!って感じが凄くありました。

そしてあるタイミングで客席が「we've been gaining one good thing〜」のコーラス主旋律をずっと歌うところに、堅ちゃんが「gaining throuth losing〜」と別パートに分かれ、堅ちゃんの歌と客席だけのコーラスが作り上げる堅ちゃんと客席だけの「gaining through losing」!
堅ちゃんは客席の声のコーラスの大きさに嬉しそうに、自由にアレンジしてメロディや歌詞を変え、私たちのコーラスに合わせ更に新たな歌を乗せてくれるっていう…、本当に感動的なシーンでした!途中で何度も「ありがとう!」や「美しいっ!」や「素晴らしい!」って言ってくれたり、曲の旋律に乗せて「thank you for you,thank for you〜♪」って歌い「you」の度に客席に手を差し出し右から左へ優しく当てる、って感じで、最後に「you〜♪」って凄くキレイなファルセットを聞かせてくれたり…。この繰り返し部分は私聞いた中では一番の長さだった感じがします。
最後にフルバンドでの演奏に戻る時も「本当に、ありがとうーっ!」ってお辞儀をして戻り、最後は大歓声・沢山の拍手に包まれて…。堅ちゃんの10周年ツアー最後の曲目は幕を閉じました。

拍手の中、メンバーが前へ。途中で誰かとかは忘れたけど堅ちゃん3回くらいメンバーと「hug」していて、その時にお互いに背中をポンポンってたたきあったりしていて…。ステージ上の堅ちゃんとメンバーの感動の気持ちが伝わってる来るようなシーンでした。堅ちゃんをセンターにメンバーが一列に整列。歓声の中堅ちゃんは口元に指を当て「しーっ」とするとこの大きな会場のざわつきは一気に静まり…それを確認するように間を置いて堅ちゃんはマイクを通さず、「どうもありがとうございましたー!」と一言。この広いスーパーアリーナの後列に居た私たちにも十分にその声は…言葉と共に気持ちもしっかり届きました。

メンバーが先にステージから掃け、堅ちゃんはバックミュージックがかかりその曲に合わせた客席の手拍子の中、両サイドを走って行っては手を振り、丁寧なお辞儀を何度も繰り返す。それも右に行っては手前の人、2階、4階、5階と明らかに視線を変え万遍なくやっていて、更に身体の角度を傾けて同じ側のスタンドに居る真ん中、さらに奥、一番後ろに関しては「見てえる〜?ありがとー!」って言わんばかりに上にピョンピョンってジャンプしながら両手を振って…。それを両サイド・センターで繰り返してました。あまりの謙虚さとその姿勢に感動しました。最後はセンターに戻り、前屈と言わんばかりの、手が床につくくらいの深々とお辞儀をした堅ちゃん…そしてステージに掃ける前に客席に「バイバイ」って手を振って帰って行きました。

☆堅ちゃん、本当にありがとう。そして長期間に渡るツアー、本当にお疲れさまでした。
堅ちゃんの記念すべき10周年にファンで居られたこと、そしてそれをライブで一緒に味わえたこと、本当に幸せでした。何度言っても言い足りませんが「堅ちゃん、10周年おめでとう!そしていつも素敵な声を音楽を、言葉を、優しさをありがとう!」アナタに出会えて、本当に、本当によかったです。

☆そして、読んでくださったみなさま。こんな長い長い感想文を読んでくださってありがとうございました。ライブDVDが出たらいかに思い込みか…恥ずかしくなる程の思い込みと思うんですが(笑)
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